よく感情の自動反応って聞きます。
理由はないのですが、その事を言われる、それをされると…、
怒りや、イライラを感じることがありませんか?。
そのことを自動反応って呼んでいます。
日本語でピッタリな言葉は…、
「癇に障る」→「かんにさわる」「しゃくにさわる」だと思います。
癇にさわるの…正体は?。
なぜ、そんな感情が湧くのでしょう?。
そのことを考えてみましょう。
1,自分が禁止していることをしている。
無意識で自分がしてはいけないと思っていることを、その人がしている場合があります。
あなた(私)にはあなた(私)の基準があります。
価値観、生き方、ファッション、身だしなみ…etc。
すべてにあなた(私)が生きてきて、自然に身につけた基準があります。
そのあなた(私)が勝手につくった、その基準に反する行為をしたので、
あなた(私)はその人のその行為に反応する。
2,不快…と言う基準にその人が触れてくる。
禁止していることの他に、あなた(私)の「不快」と言う基準もあります。
匂いとか、感覚的なことで、本能的に基準をつくっています。
匂いと書きましたが、音、味、体感覚…これらにもあなた(私)の基準があります。
いわゆる「好み」ってやつです…。
その「好み」に反することに遭うと、反応してしまう。
その人が嫌いではなく、その行為が嫌い。
自分の反応を見ていくと、
その人自体が嫌いではなく、その行為が嫌いで、苦手…。
これが正確な表現だと思います。
つまり…、嫌いな人は存在しないのです。
その行為が嫌いなだけなのです。
そのことが腑に落ちると、その人や事柄に対する「癇に障る」は少なくなっていきます。
本当はそれをやりたかった?。
嫌いなその人の行為は…、
その行為をなぜ禁止事項にしたのでしょう?。
・親御さんや、先輩からの価値観のしつけがあった。(しつけ)
・自分がやりたかったのですが、できなかった。(憧れ)
大きくこの2種類があると思います。
私の場合で見てみましょう。
以前、私は親や祖父母から、
・男は黙ってやりなさい(不言実行)。
・身なりはきれいに…。
・お金はきちんとしなければならない
そして、会社は先輩からは…、
・髪の毛は短く、髭は伸ばさないで、スッキリとした身なりで。
・時間は守る。
・挨拶はしっかり。
こんな教えやしつけを受けてきました。
そんな私の知人が、長髪で、髭を伸ばし、ペラペラよく喋り(うるさい)、
そんな人でした。
その人に対して、最初は反応しまくりの私。
その人が嫌いでした、正確にはその人のこう言う行為が嫌いでした。
でも、その事を禁止したのは、自分ではないと気づきました。
そう、親や祖父母のしつけから自然と身についた基準でした。
そして、長髪、髭を伸ばすことは…自分自身がやりたかったことだよなぁ。
そんな気づきがあり、「その人と自分の基準」の分離ができました。
もちろん、その人のことは嫌いではなくなりました。
好きとは言えないかもしれませんが、「癇に障らない」人になりました。
癇に障るの、癇がひとつ無くなりました。
心のトゲが1本抜けました。
癇に障る人は自分を見つめる良いチャンス
癇に障る人、その人はあなた(私)自身を見つめるチャンスをくれた人になりうることができます。
癇に障る人、癇に障りまくる人…。
本当は、その人のこと…大好きなのかもしれませんよ。
Information
【予告】まー坊、カウンセリング・セッション始めます。
細かいところを今、詰めています。
数日中には、くわしい事を公開できる思います。
乞うご期待!。