心の遺伝子ってなんでしょう?。
身体の遺伝子はみなさんご存知だと思います。
心の深いところには、遺伝子に似た物がある気がします。
- 親子の間で価値観が似ている。
- その家だけの風習。
- 問題が起きると同じ解決策を取ってしまう。
- 金銭感覚が似ている。
そんなことって、ありませんか?。
それを心の遺伝子と呼んでいます。
ま、両刃の剣ですね、ありがたい教えになる時もあれば、
足を引っ張る呪いにもなります。
心の底には❝罪悪感❞
心の遺伝子、これは自分が意識しなくても芽生えてきます。
親子間では特にそうです。
幼い時はそのまま受け入れてしまいます。
幼子は親が大好きですから、価値観(しつけ)をそのまま受け入れます。
大きくなってからは、その心の遺伝子が足かせになる時期があります。
いわゆる自我の目覚めってやつです。
自分の思いが、心の遺伝子とは別の価値観に進もうと思うと、
当然、対立が起きます。
反発、衝突のときには、心の奥底には「罪悪感」があります。
この罪悪感は…いろいろな足かせに変わります。
- 新しいことを始める時の不安感。
- どうしても、他人に合わせてしまう自分。
- 特定の人に対する違和感。
- なぜかうまくいかない方を選んでしまう。
いろいろなセッションを見ていると、家系連鎖みたいことがよく見られます。
この価値観は親からしつけられた事。
親はその親から・・・。
これが過去何代かにさかのぼれることもセッション中はよく見られます。
自動的に無意識に組み込まれたプログラム…。
そんな言い方も出来ると思います。
無意識から、自分で「これ、あるわぁ〜」と実感した瞬間から、
家系連鎖を壊す作業の始まりなんですね。
意味不明から、こういった連鎖があると実感する。
何もない状態から、実態が浮かび上がる。
実態が分かれば…それを手放す段階に。
それの手助けをする、寄り添える。
これもカウンセラー・セラピストだからなんだと思います。
苦しいと悩んでるそこのあなた。
一度、ご自分の心の遺伝子をのぞいてみてはいかがでしょうか?
その思い、その価値観はあなたのものではないかもしれませんよ。
余談
例えば、クライアントさんが1,000万円貯めたい、とします。
コンサルは具体的にアドバイスします。
「〜〜銀行に◯◯円を預けましょう、
そのためにこの部分を節約して、◯◯円の貯金をしましょう」
コーチは未来志向です。
「1,000万貯めたいのですね、ではあなたは何から始めますか?」
カウンセラー・セラピストは過去に注目します。
「1,000万貯めることができないのですね、ではなぜ貯まらないのでしょう。
過去に何があったのか、のぞいてみませんか?」
こんな例えが出来ると思います。
コンサルは現在、
コーチングは未来、
カウンセリング・セラピーは過去。
視点が違います。
もちろん、これら三つの要素を織り交ぜながら、
クライアントさんにアプローチします。
心のことは複雑で、そこがまたやりがいのある領域だと思っています。